恩師のせなか

あなたの背中は、いつも大きかった

教え育てるということ

「教育」ということばは「教える」と「育てる」からできている。

 

つい、我々は「教える」ことに熱心になりがちだが、

近年は「教える」側が多くなった。

 

今のわれわれに必要なことは

むしろ、「育てる」ことではなかろうか。

 

子どもたちの純粋な興味をくみ取り、よさを伸ばしてあげることが

今後、大事になるのだろう。

問題意識があれば、色々と学べる

問題意識があれば、色々と学べる。
 
これはそうだと思う。
 
問題は、問題意識が持てないこと。
問題意識とは、必要性、興味、関心、怒り、疑問などだと思うのだ。
 
この中で強いのは怒り。
 
それが私憤でなくて公憤であれば、多くのことを学べる。
そして、解決へも進みやすい。

教師の喜び

教師の喜びは、スポイルされているような子どもたちをこそ
立ち直らせるところに存在する。
 
やる気のない子どもにやる気を湧かせるためにこそ
教師は必要なのである。
 
だから、子どもがやる気をなくしているなと読みとれたときには、
むしろ教師は、しめた、と思わなければならないのである。
 
今に見ていろ、この子どもたちを夢中にさせて見せるから、
というファイトを持つべきなのである。
 
野口芳宏

成功よりも成長

成功よりも成長に目を向けること。
成功させることは、ミスを許せなくする。
 
人間は、完璧ではない。
成功もするし失敗もする。
 
間違えたっていいではないか。
 
失敗したときに、ふり返り、反省し、改善することで成長するのである。
 
できないことができるようになる。
できることがもっとできるようになる。
 
この過程が尊いのではないだろうか。
 
我々が注目し、評価すべきところは、
成功という一瞬の成果ではなく、成長という変化の継続である。
 
失敗は大歓迎。間違いは恥ずかしくない。
まずは声を出して、フォローしてあげるのことが
私たちができることなのである。

どのように生かすか

同級生には、足が速い人も遅い人もいれば、
歌がうまい人も下手な人もいます。
 
これらは各人のもって生まれた能力や才能ですので、
高い低いや多い少ないの差はあれ、
それ自体ではえらくも何ともありません。
 
問題はその能力に磨きをかけ、
どのように社会のために生かすかにかかっています。

失敗とミス

失敗は挑戦した証。成功しなくても、成長している。
 
しかし、間違えてはならないのは、失敗とミスは違うということ。
 
失敗にあってミスにないもの。
 
それは、試行錯誤。ここは間違えないようにしたい。
 
池田修